銀河鉄道の夜と白鳥の停車場

花巻旅行二日目はバケツをひっくり返したかのような大雨。釜石線は運転見合わせだったので、早めにホテルをチェックアウトし路線バスで移動しました。

この日は宮沢賢治記念館→山猫軒でランチ→白鳥の停車場でお買い物→宮沢賢治童話村をゆったり巡るといった予定☺️

宮沢賢治記念館前(運賃三百九十円也)で降車したところ、バスの運転手さんから施設優待券をいただきました❣️

これ一枚でなんと5つの施設に無料で入場できます‼️すごい🙌バスに乗っただけなのに……、なんとなんとありがたいことでしょう。

しかもこの券、一枚一枚ファイリングされていて、運転手さんが乗客お一人お一人に手渡ししているのもホスピタリティ溢れていて、本当にすごく感動しました。

今年も対峙しました。367段の階段😳

スラダンの映画を観た後だからか、山王の沢北なら軽々上り下りするだろうな……、なんて想いが過ります。

ふらふらしながら手すりに齧り付くようにして登り、上から颯爽と降りてきた地元の方とご挨拶をかわしたりしつつ今年も無事登頂成功😅

宮沢賢治記念館では特別展示として8月20日まで「銀河鉄道の夜」直筆草稿25〜36枚目の実物が公開されています。

「銀河鉄道の夜」誕生に際して新たなエピソードも知ることができ、またもや大感動しました。起きてからずっと感動を得ていたような気がします……新鮮で幸福な一日ですね……🤲✨

直筆稿をはじめとする資料は大正から昭和にかけた古い紙類なので、公開を前提とした修復や維持は安価ではなく、複雑で慎重な作業を伴う長期的な計画となります。

来館者の方々に宮沢賢治の直筆稿を見てもらいたいという想から、平成28年より資料の修復が進められています。

自分は、宮沢賢治が教え子に宛てた通称「最後の手紙」にただ言葉もなく感銘と衝撃を受け、記念館に行くたび毎回拝読してしまいます。

「いまだにどこからじぶんを所謂社会の高みへ引き上げにくるものがあるやうに思ひ」とか「自分の築いてゐた蜃気楼の消えるのを見ては、たゞもう人を怒り世間を憤り従って師友を失ひ憂悶病を得る」とか、スクリーンセーバーにして己の心に刻み付けたい解像度。

混まない内に山猫軒で早めのランチを済ませました。あらま❣️美味しそうなお餅が2個もセットに😍

雲のような食感のすいとんと香ばしい焼きおにぎり🥰

無料のシャトルバスに乗って(マイクロバスじゃなくて大型の観光バスっていうのがまた凄い)童話村で降り白鳥の停車場 へ。

10時50分で永遠に止まっている時計

白鳥の停車場からサウザンクロスまでの切符と銀河飴。

毎年少しずつ収集している豆本。

アクセサリーと鉱石ボトル。

どんぐりと山猫のトートバック。(妹へのお土産)。

今年も「本当の幸」に出逢える素敵な旅になりました。

この後童話村内にある賢治の学校、賢治の教室をめぐり、お菓子など妹へお土産を買って帰路に着きました。

心身ともに健やかに一年過ごし、また来年、優しく幻想的な童話世界へ旅ができますように🙏


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童話世界へログイン

大雨の前夜、岩手県花巻市に旅してまいりました。今年で5、6年連続の逃避行です。

道行は…大好きな二人😍

「今食べるとこなのにぃ……、」

👇🥹💕もちぽさんに変身‼️

オヤツー‼️

そして…。

「天の啓示待ち」

👇🥹❤️‍🩹もちだざさんに変身‼️

「…♪」

……と、身軽なもちマスにトゥインクルしてもらいました。

「雨の予報ですからレインコートを着ましょうね」

「暑いよぅ💦」

「天の啓示待ち。備えあれば憂い無しです」

過保護‼️(レインコートは却下されました)

東北横断自動車道釜石秋田線跨道橋の手前にある踏切あたりからもう星めぐりの歌が聞こえてきます。

優しいメロディと共に童話世界へログインです。

薄暮に煌めく幻想世界に夜が満ちていき…。

偏光フィルターを用いたオブジェとミラーボールが鮮やかな第四次元に導いてくれます。

三角錐の美しいオブジェはなんと地元の小学生が絵付けしているそう‼️

自由な発想に溢れた色彩がとても楽しいです。今年のテーマは「だいすき」とのこと☺️ちいかわやワンピースの絵柄もありました。

不思議なことに童話村にいると仕事のことを一瞬も考えません。宮沢賢治作品への没入感が凄い👍

そして来年も逃避行するためにまた一年生きよう……という活力が湧いてきます。


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レティお嬢様の変身余地

レティお嬢様(Tiny foxのアシュリー)はねんどろと同じPVCで柔らかい素材です。短いスパンでアイやウィッグ、衣装などをチェンジしています。

こちらはデフォルト衣装のスカートを転用した狐娘のお嬢様🦊💕

色移りは要注意ですが、(我が家の)レティお嬢様は黒っぽい衣装が似合うなぁ、と思います。

コンっ❗️🦊

ドール用の衣装ケースを見てみたら、黒一色や濃いめのドレスは一着もありませんでした。黒いレースをあしらったキュートなドレスをサルベージしたので、そちらも着せてみたいと思います❣️

昨日、14mmの石膏アイ、ボークスのピンクベージュのミディアムウィッグ、昔DOLKで購入したドレスにチェンジしました。

狐娘🦊→猫娘🐈にジョブチェンジしたお嬢様。

Tiny foxのドールは眼球をはめる部分が丸く穿っていて、アイが装着しやすいヘッドです。不器用な私も気軽にアイ交換が出来て楽しいです。

個人的に、レティお嬢様の場合ですが、虹彩と白目の割合が6:4くらいで、はっきり境が分かる方が好みです。

小さめの虹彩だとより稚い雰囲気になり、庇護欲がマシマシです。

碁石アイも気になっています。アイドルはまだ先なので、お盆休み中、最寄りのすみかで見てみようか、と考えています。

週末は嵐が来るのでしょうか、熱帯夜の風がいつもより少し強く感じます。

お盆期間は新花巻への小旅行を計画していて、ホテルも新幹線も予約済です。今年も徒歩1時間20分かけてホテルに向かうことにならないよう祈るばかり🙏

風雨で電車が運休しタクシーも捕まらず、欄干から橋下に落ちる不安定に怖気付きつつ、人気のない真っ暗な県道を歩いた日のブログ👇😅(ちょうど一年前w)

宝石の村と闇の1時間20分

危機管理の低さを顧みた懐かしい一日です。

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イーハトーヴへ一人旅①

なんだか、不穏なジンクスを感じる旅の始まりでした…。

①駅ねっとでD、E両方空席であることを確認して通路側の席を予約したら、途中乗車した人が隣の席に…。7割空席なのになぜ。(空席反映のタイミングで、予約できる席が限られることもあるらしいのですが)

旅のお供は駅弁「牛肉どまん中(山形県)」

②新花巻駅のコインロッカーを利用しようと400円を投入したら、金額が100円分しか反映しないため、施錠できずエラー分の小銭も戻らず。問い合わせようとスマホを取り出すも、炎天下の元、慣れない土地で慣れないやりとりするのはちょっとなー…、と躊躇し、諦めて別のロッカーを使ったので400円が無駄に。

③駅近で予約したつもりのホテルの最寄りが「新花巻駅」ではなく「花巻駅」から徒歩1分だった。(JRで二駅だが本数は数時間に一本のワンマン列車。タクシーで2,000円以上の距離感)

④新花巻駅を出て目的地を目指し歩き始めたら小指にカラスの糞がベットリ落ちる。(身体の中でも特に面積が小さいパーツなのに!?)

…と、ケチやらフンやら付いたところで^^;無事目的地に着きました。

宮沢賢治童話村!

銀河ステーションを進んだ先には「妖精の小径」が臨めます。7月には宝石のようなオブジェやミラーボールで飾られ、幻想的な童話世界に没入できるイルミネーションイベントが開催されます。

現在はイベント期間外のため、オブジェや飾り付けは全て撤去されています。点在する埋め込み照明がその名残を止めるのみ。

シャッポのでんしんばしらを包む花の周囲では、まるまる肥えたミツバチさんが忙しく飛び廻りお仕事中です。「月夜のでんしんばしら」は挿絵も作者自身が描いています。残念ながら、原画は戦争で失われたそうです。

丸太と板を渡した橋の先には賢治さんの山野草園があります。ライトアップ期間中は立ち入り禁止だったような気がします。

写真に見える範囲はもちろん、割と奥の方まで入れるようです。とても静かで涼しく癒されます。

季節によっては山躑躅など、宮沢賢治の童話世界に出てくる山野草が楽しめます。

山野草園を出て「のっぽになるゲート」を潜ります。奥に見えるのは鏡ですが、なんと自分の姿は映りません!

せっかくなので「賢治の学校」を見学します。bsdコラボイベント以来なので約3年ぶりの入館。

入り口で消毒して、検温して、連絡先を記入します。(今回は念の為、コロナワクチン3回目接種の証明書も持参しました)

入り口を入って最初のお部屋は「ファンタジックホール」です。

写真には映っていませんが、壁面を囲うように様々なデザインの椅子が設置されていて、実際に座ることもできます。椅子に座って足元を見ると、宮沢賢治作品のある一文が刻まれていることに気づきます。童話世界に誘うプロローグです。

「天空の部屋」では中央の床にモニターがはめ込まれて、空を舞う鳥の目線が楽しめます。高所恐怖症絶叫ギミック。

モニターの解像度に年季を感じます。

童話を再現したジオラマの展示もあります。

「セロ弾きのゴーシュ」はラストの余韻がちょっと切ないです。宮沢賢治は実際にチェロを担いで上京し、新交響楽団の学士だった大津氏に師事しています。(演奏はあまり巧くなかったとか…)最愛の妹トシさんはヴァイオリンが弾けたそうです。

動物達との交流により音楽の深さを感じ成長するゴーシュ

教科書にも載っているとても有名な「注文の多い料理店」は、大好きな作品です。

「さあさあ中に」ではなく「さあさあ“おなか“に」…((((;゚Д゚)))))))

飛び出す山猫の躍動感と悪辣な表情が味わい深いです。

ポーズも決めっ…!

「賢治の学校」を出た先には「賢治の教室」と名付けられたログハウスが立ち並んでおり、星や動植物をテーマにした展示が楽しめます。

現在は感染症対策の影響か、一部の体験展示は利用不可となっておりました。

童話村内にある大好きなお店「白鳥の停車場」にも寄り、自分用のアクセやうちのミディちゃん達にお土産を買いました。こちらは別のエントリーで書きたいと思います。

歩き疲れたので、タクシーに乗車し花巻駅へ向かいます。

モダンなレンガ作りの壁の向こうに広がる河川を過ぎたあたりで、タクシーの運転手さんに「なんの川だかわかる?」と聞かれました。すごく有名なんだよ、とも。「もしかして、イギリス海岸でしょうか」と答えたら正解。

イギリスのドーバー海峡の、白亜の海岸を連想させるということで宮沢賢治が名付けたそうです。

住宅地の側にあり、地域住民の生活に根差した河岸という印象です。もっとひと気のない場所にある干潟っぽいものを想像していたので意外でした。現在はダムの影響で泥岩の露出はほとんどありません。9月には気仙沼から鮭が上がってくるそうです。


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