見慣れたペデストリアンデッキをとある場所から眺める…。市民の方には馴染み深い風景です。何処から撮ったのかも分かり易いかもしれません。
鮮やかな青い空に浮かぶ雲は千切った綿飴のようで、パキッとしたコントラストが印象的です。
この日は30℃超の猛暑日でした。狭い居室内も蒸します。ドールはせめて涼やかな装いで飾り心を癒したいものです。
半年毎の所要タスクを消化し久々に青山文庫でランチを頂きました。冷房の効いた店内で、素敵なディスプレイを眺めながらの(食と)読書は至福の時間です。
タイプライターが飾られたオシャレンな一人席に通されました。
濃厚チーズが絡む熱々の焼きナポリタンは絶品です。じゅわっととろける半熟卵も贅沢😋土日祝日は12時前にもう座席が埋まり列が出来るので、一人ランチは早めがオススメ…と実感します。
午後からは話題の映画「ベイビー・ブローカー」を観ました。
「万引き家族」でパルム・ドールを受賞した是枝監督の最新作です。私は昔からソン・ガンホの見た目も演技も大好きでして🥰
「万引き家族」では、誘拐され盗まれた偽の家族だと発覚する展開に驚きと哀切を感じ、心が拐かされました。慈愛はともすれば利己的な自己救済の手段になり得ると考えます。愛と信頼は現と虚の狭間で揺れ「家族」に作用し世間の道理から孤立します。タイトルやセリフのダブルミーニングも興味深かったです。
「ベイビー・ブローカー」は上述の映画とは対比的に感じました。反目し合っていた同乗者達が真愛を探め、お互いの罪を赦し家族になりたいとすら願う。罪障消滅の後に暖かい光を予感させる優しいラスト。
大きな事件が動きつつ、あくまでもそれは映画の背景の一つ…という印象で、派手などんでん返しや意外性は無く、どちらかといえば淡々と進んでいたように思います。
ガンホと養護施設の子供が観覧車に乗るシーンでは景色が想像し易く明るい映像であるのに対し、ドンウォンとIUの観覧車の窓に映る景色は曇り、茫漠としています。この演出や対比は美しかったです。
チェアに座り込んでなお余るドンウォンの、スラーーーっとした脚の長さにも感動しました。中性的で妖しく、悲愁に満ちた傾国の美男子だった頃も素敵でしたが、パパ役が似合う今も変わらずハンサムです😌
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